相場寸評

トランプ大統領の感染によりパンデミックの 深刻さが浮き彫り

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週末の相場寸評&来週の展望
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週末のNYダウは-134.09ドルの27682.81ドル。
ドル円は105.364円、ユーロ円は123.442円で
引けました。

WTI原油先物は36.97ドルと直近の最安値。

さて、トランプ大統領のコロナ感染で、
今朝のNY市場も混乱した形です。

影響を見極めようとする流れと、
コロナ感染終息がほど遠いという流れが
交錯して、株価は下げた形です。

気になるのは、WTI原油先物が37ドルも切り、
実体経済が回復するスピードが思いのほか
遅いことを示す形になりました。

大統領のコロナ感染の影響は大統領選だけで
はなく、経済回復が早い段階では難しいこと
を、印象付ける形になると…市場に与える
インパクトも大きくなりそうです。

さて、来週の展望、やはり焦点はトランプ
大統領のコロナ感染による影響になるでしょう。

影響は至る所ででてきそう…
米中対立での中国の巻き返しに勢いが増したり、
イランの反撃や、トランプ政権を打倒したい
勢力はこのタイミングに何かしかけてくるのは
必至では。

その一方、追加の経済対策についてバイデン勝利に
導きたい民主党は引き延ばし作戦をしていましたが、

トランプ大統領の感染によりパンデミックの
深刻さが浮き彫りになり、対応せざるを得ない
状況になりそう。

大統領選挙も国内だけでなく世界情勢の
動きに大きく影響を受ける形になりそうです。

さて、一方、日本市場は10/1のシステム障害に
より終日売買停止からどう立ち直るのか…
世界の市場は日本市場のシステム障害の原因究明と
今後のシステムのリスク回避方法の信頼性を
求めています。

来週中にも、JPX(日本取引所)は原因究明と
今後の対策を出す必要に迫られています。

遅れると…海外勢が日本市場に対して
リスクオフの姿勢をとるかも。