相場寸評

バブルは必ず泡となる

今日の日経平均は、-86.57円の23331.94円
15時時点のドル円は、104.397円。
前日の同時点は104.257円でしたので、
14銭の円安でした。

ユーロ円は、122.712円、
前日の同時点は122.851円でしたので、
14銭の円高でした。

東証一部売買代金は、2兆956億円。

さて、朝方のNY市場は大暴落、
NYダウは-3.43%の943ドルの下落、
ナスダック S&P500も3.5%以上下げました。

それを受け今朝の日経平均は250円余りの
下げから始まりましたがその後はもみ合い、
午後になると、日銀のETF買いが入り、
戻して引けました。

NY市場の下落と連動していない動きを
見せる日本市場は…一見底堅く見えますが…
プラス材料は先進国で唯一、コロナ感染が
抑えられていることだけ。

経済の回復までは至っていない状況下で
再び世界経済がコロナ感染で打撃を受け
…回復に時間がかかるとなると…

いくら中央銀行の下支えがあるといっても
下げていくのは時間の問題だと考えます。

但し、一旦はこの状況で日本株に注目する
海外投資家が仕掛けてきて、株価を上げる
こともあるかもしれませんが…

それはフェイクなので、個人投資家は
下落に備えてシナリオを準備しておきましょう。

さて、新型コロナウイルスの感染拡大が
世界市場を混乱させてます。

そして今回のNY市場の下落は、米国大手ハイテク株、
現実価値より加熱しすぎた株価が暴落を誘いました。

今回の下落で米株市場からは2兆ドル
(約209兆円)余りが吹き飛んだと
いわれています。

大手ハイテク企業の業績見通しに対する懸念は、
決算発表が続くのを控えて急速に高まって
きていました。

マイクロソフトが
27日発表した7-9月(第1四半期)決算は
利益が予想を上回り、見通しもほぼ予想通りでしたが…
株価は28日に5%下落した。

29日の今日、米株式市場が引けた後に
アップル、アマゾン、フェイスブック、
アルファベットの4大ハイテク企業の
7月~9月の決算発表がでます。

その結果次第では…明日の夜も
大きな下落を生む可能性を秘めてます。

また…コロナ感染拡大が大きくなった
ユーロ圏でも軒並み株価は大きく
下落しています。

特にドイツでは、メルケル首相が11月2日から
1か月間、部分的ロックダウンを発表。

ドイツの株価は10月初旬から12%も下落してます。

今現在(18:37)のNYダウ先物は+42ドルで推移、
それでも…WTI原油先物は37ドルを割って
36.20ドル付近まで下がってます。

この流れから…今日のNY市場もどちらに
動くのか…判らない状況で…
大統領選と絡んで…さらなる暴落も
あるかもしれません。

今日のNY市場に注目していきましょう。

 

バブルは必ず泡となる
明日夜のNY市場…暴落の恐れあり