相場寸評

バイデン大統領、中国に対してG7は行動を起こす

6/9の日経平均は-102.76円の28860.80円、
15時時点のドル円は、109.471円、
前日の同時点は109.478円でしたので、
ほぼ同水準。

ユーロ円は、133.312円、
前日の同時点は133.308円でしたので、
ほぼ同水準。

東証一部売買代金は2兆3029億円。

6/9の日本市場は寄付きから下落、
材料のない中、終日もみ合い様子見で
引けました。

6/10に発表される米国5月消費者物価指数、
6/11のメジャーSQ、6/11~13の英国での
G7サミット、そして6/15~16のFOMC等の
動向を見定ようと市場の空気は模様眺めの
状況が続いています。

その中でもG7サミットに注目です。
2年ぶりに対面で開催されるサミット、
ワシントンから英国に飛び立つ際に
バイデン大統領は、

「同盟を強化しロシアのプーチン大統領や
中国に対して欧州と米国が緊密でG7は行動を
起こす」とコメントしています。

それでも16日にはスイスでプーチン大統領と
対面での会談も予定されているので、ロシアとは
緊張感を持ちながらも打開策を探る形、

一方、中国に対しては中国包囲網を世界に
訴える形になりそう。

2月に世界最大の資産運用会社ブラックロックが
運用における世界の株式比率をオーバーウェイト
としながらも、日本株については、アンダーウェイト
を表明。

その理由の一つは、地政学的に中国に近いこと。

中国包囲網=日本にも打撃と想定していて、
G7で中国に対して強いメッセージになれば
なるほど、日本市場には負のイメージ。

日本としても五輪開催に対して協力支援を
各国に要請することもあり、今回のサミット
では、中国包囲網を容認することになりそう。

日本市場の来週の動きは、注目ですね。