相場寸評

日本市場 ひと安心するのは、早すぎかも…

 

6/22の日経平均は+873.20円の28884.13円。
15時時点のドル円は、110.484円、
前日の同時点は、109.864円でしたので、
62銭の円安でした。

ユーロ円は、131.389円、
前日の同時点は、130.393円でしたので、
99銭の円安でした。

東証一部売買代金は、2兆7728億円。

今日の日本市場は、朝方のNY市場が大きく上昇
した流れを受け、寄付きから上昇、その後も
昨日の下げをかなり戻して引けた形です。

今朝のNY市場は、インフレ懸念及び米国の
今後の金融政策について、市場は反応しすぎ
という空気が流れて戻した形で、日本市場も
それに沿った動きになりましたが…

この戻しは疑惑がつくようです。

反応し過ぎとは…どういうことなのか…

コロナ禍の中、世界中が金融緩和政策で
株価が高止まり、潜在的にインフレリスクへの
警戒感は膨れ上がっている証拠でしょう。

インフレ対策に対してFRBや各国の中央銀行が
何も言及していない状況下の大きな戻しこそ
偽の動きに近く、市場が市場に振り回されて
いることに。

現在(17:56)のNYダウ先物は-158ドルで推移。
ユーロ圏の市場はやや下げ状態。

今回の問題は、やはり米国でなくユーロ市場、
インフレ問題をユーロがどう対応するのか…
為替のユーロ安も一旦下げ止まりした形ですが、
まだ下がることも。

各国の足並みが揃わないユーロ圏、
インフレ対策の手を打てない状況で経済は
どうなるのか?

コロナ禍の中、新たな問題にどう向き合えるのか
混乱は暫く続きそうですね。