相場寸評

金融緩和継続⇒インフレ、金融緩和制御⇒コロナ蔓延

6/23の日経平均は、+9.24円の28874.89円。
15時時点のドル円は、110.77円、
前日の同時点は、110.484円でしたので、
29銭の円安でした。

ユーロ円は、132.104円、
前日の同時点は、131.389円でしたので、
72銭の円安でした。

東証一部売買代金は、2兆2856億円

今日の日本市場は朝方のナスダック総合指数が
最高値を更新した流れを受け、買い優勢で
始まりましたが、すぐに揉み合い状況になり、
後場からは、ほとんど動きのない相場で引けて
いきました。

まぁ日本市場の現状は、こんなところでしょう。
政治及び経済の安定以外は、ワクチン接種遅れ、
コロナ過での五輪開催、米中摩擦による日中の
関係悪化などリスクしかなく、世界の投資家からは
積極的に投資に値する市場とは捉えられていない
こと。

金融業界は、バフエットが日本株に注目して
いるとかの話題も提供していますが、バフェトも
投資家の間では既に過去の人になろうとしています。

やはり、コロナで世界の感覚は変わったきたと
考えるべきです。

ここまで金融緩和で高値圏を維持してきた
各国市場ですが、いよいよ戦略の転換期に
きたようです。

経済回復は目を見張るものがある反面、
それと同時に材料や人件費があがり、
物の価格は上昇しています。

一時も過ぎれば、それも落ち着くとFRBなどは
見解を示していますが、コロナが本当の意味で
沈静化して初めてそうなるのであって、
それは不透明。

見えてきたのは金融緩和を続ける限りインフレ
起こり、金融緩和を抑えると、コロナが蔓延という
スパイラルの可能性。

転換期にどんな戦略を持つのか…
今後の資産運用の鍵を握りそうです。