相場寸評

中国経済減速…日本への影響は…

6/29の日経平均は、-235.41円の28812.61円。
15時時点のドル円は、110.552円、
前日の同時点は、110.652円でしたので、
10銭の円高でした。

ユーロ円は、131.785円、
前日の同時点は、131.966円でしたので、
18銭の円高でした。

東証一部売買代金は、2兆3398億円。

6/29の日本市場は朝方のNYダウの下落を受け
下げ基調から始まり、その後さらに下落、
後場からはもみ合いが続き引けました。

市場には材料がないため、様子見が続いている
状況です。

そんな中、気になる動きは中国市場、
コロナからの景気回復の動きが鈍化していて、
建設機械メーカーコマツによると、
コマツ油圧シャベルの需要は前年同月比、
26%と下がっていること。

建設機械は、建設需要を見越して発注される
ことが多く、足元から先行きの建設需要が
不安定なことを表しています。

このところ今までのような強気の発言が少ない
中国政府、国内情勢は思ったより悪いのかも。

中国需要をあてにしているユーロ圏や日本にも
次第に影響が出てくるかもしれません。

民主主義国の中国包囲網は、違った形で
ブーメランのように自国に影響を及ぼすかも。

そんな状況の中では、日本市場は地政学的なリスク
を背負い、常に危うい位置取りに置かれていると
世界の投資家が見るかどうかが、今後の日本市場の
鍵を握りそう。

コロナ禍の中、オリンピックだけではなく、
経済についての力強い発信が日本政府にも
欲しいところです。

明日は月末、日本市場は大きく変動するかも?

今日夜のNY市場に注目ですね。