相場寸評

中国6月の貿易統計、輸出が前年同月比32.2%増…なのに…

7/13の日経平均は+149.22円の28718.24円
15時時点のドル円は、110.373円、
前日の同時点は、110.172円でしたので、
20銭の円安でした。

ユーロ円は、130.871円、
前日の同時点は、130.735円でしたので、
14銭の円安でした。

東証一部売買代金は、2兆1801億円

7/13の日本市場は、朝方のNYの上昇を受け、
買い優勢で始まりました。
その後はもみ合いながら大引けまでいきました。

昼頃に、中国税関当局が発表した6月の貿易統計は、
輸出が前年同月比32.2%増。

そのニュースが出た割には、上海市場は
それほど伸びず、香港市場は1.6%以上の上昇。

ここから見えることは、中国市場に海外投資家の
資金が入りにくい状況が見え隠れします。

民主主義諸国の中国包囲網は、中国への投資に
ついても規制をかけていることが判ります。

また、中国の成長を担ってきた中国IT大手企業に
ついても中国共産党の規制強化が厳しくなり
尚更、海外投資家からの資金が入りにくくなって
います。

今後も中国包囲網の中、中国の貿易拡大は続くのか…

海外投資家からの資金が入りにくい状況で
中国国内の経済を成長させられるのか?

当分の間、中国からも目を離せないですね。

現在(18:09)のNYダウ先物は-124ドルで推移
今日夜のNY市場に注目しておきましょう。

さて、仮想通貨市場も下降トレンドが
続いています。

13日ゴールドマン・サックス・グループが作成した
資産クラスごとのリスク調整後リターンでは、
ビットコインは現時点で最下位付近と発表。

元々、資産価値の保全という観点からビットコインを
資産クラスに入れるのは問題という評価もあり、
価格変動の大きいビットコインは今後も大手金融業界
などから資金は入りにくい状況は続きそう。

仮想通貨全体の信頼性が揺らぎ始めていることは
確かみたい。

現在(18:09)のビットコインは3,666,645円
こちらにも注目していきましょう。