相場寸評

株価上昇の要因は ワクチン正式承認

8/24の日経平均は+237.86円の27732.10円。
15時時点のドル円は、109.826円、
前日の同時点は、109.945円でしたので、
12銭の円高でした。

ユーロ円は、128.951円、
前日の同時点は、128.823円でしたので、
13銭の円安でした。

東証一部売買代金は2兆3378億円。

今日の日本市場は朝方のNY市場の上昇を受け、
買いが優勢で始まり前場は上昇基調をキープ、
後場からはもみ合いで引けた形です。

さて、先週末からNY市場は上昇基調に転じて
います。

その理由は、ワクチン接種が加速して、米国経済
回復が期待されるという市場の観測から。

そこにきてファイザーのワクチンが期間前倒しで
正式承認したことで、バイデン大統領は、
ワクチン接種を企業に義務付けると発言。

この発言から、ワクチン接種がさらに加速、
米国経済回復も加速というシナリオに期待感を
寄せているマーケットが米株価を後押し。

デルタ株感染拡大、アフガンの撤退問題や、アジア圏での
コロナ感染拡大によるサプライチェーンの問題など、
米国にも大きなリスクがある中での動きです。

まぁ、今の時点やや材料が不足している状況での、
ワクチン接種加速による米国経済の回復加速期待の
株価上昇は、実際には、デルタ株感染拡大が収まって
からのシナリオすぎず、このトレンドは一時的な動きと
捉えておくべきでしょう。

現在(19:06)のNYダウ先物は-30ドルで推移。

今日のNY市場に注目しておきましょう。