相場寸評

クロスデフォルト懸念、中国恒大

今日の日経平均は、-326.18円の28444.89円。
15時時点のドル円は、111.061円、
10/1の同時点は、111.188円でしたので、
14銭の円高。

ユーロ円は128.804、
10/1の同時点は、128.725円でしたので、
ほぼ同水準。

東証一部売買代金は3兆2588億円。

今日の日本市場は、先週末のNY市場の上昇を
受け、買い優勢で始まりましたが、
香港市場で中国恒大集団と傘下の不動産企業の
株取引が一時停止され、ハンセン指数が急落。

その流れを受け中国恒大問題が改めて警戒され、
売りが広がり下落して前場は引け、後場からは
もみ合いながら引けていきました。

さて、香港市場で中国恒大集団と傘下の不動産企業の
株取引が一時停止された。今のところ原因ははっきり
していませんがクロスデフォルト懸念がでてきたことで
大きな問題になりそうです。

クロスデフォルトとは、一つの債務がデフォルト
(債務不履行)となった場合、他の債務もデフォルトと
みなされることをいい、

ジャンボ・フォーチュン・エンタープライゼズという
会社が発行したドル建て債、2億6000万米ドル(約290億円)相当を
中国恒大が保証していて、この社債の償還期限が4日。

この社債が返還できなかった場合、中国恒大の他の社債が
クロスデフォルトになるリスクが出てきていて、
同じように恒大が保証している会社が多数あることで
問題が大きくなりそう。

今日のNY市場がこの問題でどう反応するのか…
注目はそこになります。

現在(16:15)のNYダウ先物は-238ドルで推移しています。

今日のNY市場を注視しましょう。