相場寸評

一時、-521円日経平均、インフレ・ウクライナ情勢他、マーケットは織り込みできず

4/18の日経平均は-293.48円の26799.71円。

15時時点のドル円は、126.647円、
4/15の同時点は、126.425円でしたので、
22銭の円安でした。

ユーロ円は、136.708円、
4/15の同時点は、136.611円でしたので、
9銭の安高でした。

東証プライム売買代金は1兆8722億円で
プライム市場に変更後、最低の売買代金。

4/18の日本市場は朝方の米株式指数先物が
値を下げた流れから、下落してスタート、
前場引けにかけ下げていきました。

後場に入ると戻す流れが優勢で大引けまで。

それでもNY市場3連休明けで市場参加者が少なく
今日の日本市場は全体は様子見という形。

参加者が少なくなると下がる幅も大きくなって
いるのが、今の日本市場で、プラス材料が
見当たらない状況というマーケットの認識かも。

さて、現在(15:51)のNYダウ先物は-156ドルで推移。
WTI原油先物は106.63ドルと値を上がています。

中国市場、上海指数はやや下げ、
ユーロ圏市場も下げ優勢でスタートしそう。

今週の相場も今日夜のNY市場の動きが作りそう。

米国では先週発表の3月の小売売上高と4月の
消費者マインド指数のデータにより、物価ショックでも
消費者全員が買い控えするわけではないことが示され

インフレ=リセッションではないことも印象付け
されましたが、一方では、リセッション警戒から
JPモルガン・チェースなどは不良債権引当金を
1000億円単位で積み増すことも発表。

マーケットは依然としてインフレ、金利切り上げ、
ウクライナ情勢、中国ロックダウンなどを
織り込みできずに、混沌とした相場が続きそうですね。

この局面で一番の問題は過剰反応、特にリスクに
対しての反応は大きくなるので、突然の暴落が
起こることを念頭に置いての戦略が必要です。