相場寸評

金融業界、責任回避の一環で、負のニュース

5/18の日経平均は+251.45円の26911.20円。

15時時点のドル円は、129.144円、
5/17の同時点は、129.341円でしたので、
20銭の円高でした。

ユーロ円は、136.09円
5/17の同時点は、135.127円円でしたので、
96銭の円安でした。

東証プライム売買代金は2兆9698億円。

18日の日本市場は朝方の米国市場の上昇を
受け、買い優勢で始まりそのまま上昇するも
利益確定や米指標先物が下落すると下げて
前場を終わりました。

後場になるともみ合いながら大引けにかけ
やや上げて終了。相場全体は様子見模様が強く、
リスクオフは依然続いているようです。

さて、米国株式市場の流動性も下がっているという
ニュースが今日入りました。

S&P500種先物の売買ボリュウームが下がって
いるので、今まで取り引き出来たボリュウームが
できなくなってきて、警戒水準とのこと。

注目なのは今週に入り、金融業界から負のニュースが
度々出てくること。

金融業界は基本、どんな時にでも強気で楽観的な
ニュースを流してきてましたが、ここ数日は
珍しく負のニュースが前の方に出てきています。

これは訴訟社会の米国では責任回避の一環で、
負のニュースも流しておかないと、後々、面倒な
ことになる…と考えているからでしょう。

業界筋のほとんどは、まだまだ相場としては下がり、
その目安も予想できないというのが本音。

だからこそ…リスクオフへ資金が流れ出すことを
止めることができず、神に祈っている状況。

そんな中でも昨日の米国市場や今日の日本市場の
ように目新しいニュースのないときは上昇する
こともありますが、短期投資筋の利益確定などの
売買がほとんど。

ロング派の大きな資金はまだじっとしていますね。

さて、上海のロックダウン解除の兆し報道があり、
昨日の米国市場は上昇した形になりましたが、
現在(16:48)のNYダウ先物は-183ドルで推移、
また、WTI原油先物も111.53ドルと上昇中。

今日夜のNY市場に注目しておきましょう。