相場寸評

今週末に大崩れというシナリオもありえそう

5/17の日経平均株価は前日比250円60銭高の3万93円59銭と
大幅に5営業日続伸。3万円回復は21年9月28日以来約1年8カ月
ぶりとなりますね。

東証プライム売買代金は3兆3542億円。騰落銘柄数は値上がり758銘柄、
値下がり1007銘柄、変わらず70銘柄。

朝方は、円安・ドル高進行を支えに堅調に始まった。
海外投資家の買い観測とともに株価指数先物に断続的な買いが入り、
日経平均は上げ幅を拡大し、後場後半には3万115円32銭(
前日比272円33銭高)まで上伸した。

その後は一服商状ながら、大引けにかけて高値圏で推移した。

さて、米国のデフォル懸念について、今夜0時、バイデン大統領の
「債務上限問題において合意に達すると自信」発言により、
為替はドル円は、円安方向に、NYダウも+196.50ドルで
推移。

市場はリスクオンの動きに傾いたように見えますが、
そんなに単純な話ではなさそうな雰囲気。

米企業業績、「リセッション」すでに到来-3四半期連続の利益悪化へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-14/RUNK8FT1UM0W01
こんなニュースもあるのが米国の実情です。

本当にデフォルト懸念が払しょくされたのなら、
NY市場、はもっと上がるはずですが…リスクオフのブレーキに
足は載せたままの状態のような気配です。

明日の日本市場も3万円越え、円安と株価を上昇させる
要因はありますが…どうなるのか…香港市場は大きく下げていて
中国VS米国の経済対立の本格化も懸念されています。

5/18朝のNYダウは確認しておきましょう。