1/12の日経平均は+527.25円の35577.11円。
東証プライム市場の出来高は18億3821万株、
売買代金は5兆496億円。
騰落銘柄数は値上がりが551銘柄、値下がりは1058銘柄、
変わらずは48銘柄。
1/12の日本市場はこれで5日続伸。
昨年末の終値の33288.29円から2112.94円もの
上昇しました。
売買代金も5兆円を超えてきて、日本市場に資金が
入ってきています。
さて、問題はこのまま上昇基調になるのかどうかですが、
基本的な流れは、このまま暫くは続きそう。
但し、常に暴落するリスクと背中合わせの状態を
意識しておくことが大切です。
その一つの例が、1/12米英がイエメンのフーシ派を
攻撃したこと。
フーシ派は、反西側・反イスラエルの姿勢をとっていて、
紅海やアデン湾で商船に対してミサイルやドローンで攻撃を
行っており、世界経済や中東地域の安定を脅かしています。
フーシ派はまた、イスラエルとパレスチナの紛争にも関与し、
イスラエルに向けてミサイルやドローンを発射しています。
問題はフーシ派の後ろ盾にイランがいること。
今回のイエメンフーシ派の拠点に米英が攻撃したことで、
イランを巻き込んだ紛争に発展すると、ホルムズ海峡が
封鎖される可能性も高まってきます。
ホルムズ海峡が封鎖されると、世界に供給されている
石油が出ないことに。
中東からの石油依存度90%の日本は大きな打撃を被ります。
昨日のニュースで原油先物NYMは、一時期前日比3ドル以上の
上昇があり、マーケットも注目しています。
この問題以外にも、今年はマーケットを揺るがしかねない
リスクが多く存在します。
個人投資家の戦略として、現在の日本市場の上昇を好機と
とらえるなら、同時にリスクに対してのシナリオも作って
おきましょう。
週末のNYダウは-118.04ドル、NASADAQは+2.58。
シカゴ日経平均先物は、-37円の35540円で終了。
月曜日の日本市場は静かなスタート…というより
不気味な雰囲気が漂う相場状況になりそうですね。
来週の主な注目イベント
●13日:台湾大統領選挙
●15日―19日:世界経済フォーラム(ダボス、スイス)
●米国
16日:1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、ウォラーFRB理事講演
17日:12月小売売上高、輸入物価指数、鉱工業生産・設備稼働率、
11月企業在庫、1月NAHB住宅市場指数、ベージュブック、
ウィリアムズNY連銀総裁が講演
18日:12月住宅着工・建設許可件数、新規失業保険申請件数、
共和党大統領候補討論会(ニューハンプシャー)、
ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
19日:1月ミシガン大消費者信頼感指数、12月中古住宅販売、
対米証券投資米議会、つなぎ予算期限、
●欧州
15日:ユーロ圏鉱工業生産
16日:独CPI、ZEW世論調査、仏連銀総裁
17日:ユーロ圏CPI、ECBラガルド総裁、クノット理事がダボスで講演
18日:ラガルドECB総裁がダボスで討論会に参加、ECB、12月理事会議事要旨を公表、ラガルドECB総裁とIMF理事がダボスで講演
●英国
16日:失業率、失業保険申請件数
17日:CPI
●日本
18日:コア機械受注、鉱工業生産
19日:CPI
●中国
15日:中国人民銀行金融政策決定
17日:GDP、小売売上高、鉱工業生産