相場展望

202504130 相場展望 ドル視点 日経平均の価値変わらず、だからもっと下がる可能性が大!!

週末の日経平均は前日比-1023.42円の
33585.58円。
シカゴ日経平均先物は+124円の
33710円で終了。

NYダウは前日比+619.05ドルの40212.71円
NASADAQは前日比+337.14の16724.46、
S&P500は前日比+95.31の5363.36。

ドル円は、143.56円で終了しています。

先週の株式市場は前代未聞の大荒れ
営業日全て1000円~2000円以上の
乱高下した相場でした。

今後の株式相場はどうなるのかを見るときに
参考になるのが、NY金とNY原油の相関図

まずは、NY原油は1/15の高値から25.6%下落
しています。一方、NY金は12/19から19.6%、
上昇しています。

これを読み解くと、トランプ大統領の意向で
原油の生産が増えるのと、世界経済が低迷して
特に中国の原油需要が減ることによる価格低下。

一方、世界経済の長期的な低迷を危惧して、
金需要が増えNY金が上昇しています。
世界中の中央銀行も金を集めています。

つまり長期的な世界経済の低迷
この相関図は表しているのです。

これだけ見ても、当分の間、株式市場は
低迷するこが想定されますので、そのことを
頭に入れて戦略を練ることが大切です。

さて、日本市場は、ここ最近の暴落で
どうなったかというと…
ドル視点で見てみると円高により日経平均
価値はドルベースではそれほど変わっていない
のです。

つまり、日本市場には資金が入りやすい
形になっていますが、資金が入るから
株価が上がるということには当分なさそう。

あくまでも日本市場は米国経済のリスクヘッジ
に利用されることでしょう。

ちなみにドル円は130円までの円高は覚悟、
その時の日経平均も27000円相当になると
考えて今後の戦略を練っておきましょう。

さて、日本市場、それでもどんな株が
買われるかというとトランプ関税に直接的に
関係しない内需型の銘柄になります。

セクター的には、小売業、サービス業、食料品、
情報通信、陸運業で、仕入れや売り先も内需型の
銘柄がお勧めです。

Akamai投資法では、この内需型で基本ペアを
組むことでこの前代未聞の乱高下する相場でも
安定対応できています。

今の相場は、外需型には今は手を出さずに
見守ることを
お勧めします。

さてさて、今週の相場展望は全体的には長期的な
下降相場の中、一旦戻す展開もありえますが、
それは限定的。

イベントとしては
4/16米3月小売売上高(21:30)
4/18日本3月消費者物価指数(CPI)(8:30)の二つくらい
ですが、今のマーケットは過剰反応しやすいので、
17日~18日の日本市場に動きが出そうです。

週末の金曜日は米国市場、英国市場、香港市場は
休業日なので、週末にトランプ大統領の新発言が
出ると、週明け4/21の相場は荒れそうな予感が
しています。

どちらにしろAkamai投資法にとっては
今週前半は準備のタイミング、週末から
来週初めにかけチャンスになると考えています。