
コロナ禍の中、金融緩和政策で大盤振る舞いした
米国のインフレ対策として、膨らんだバランスシート
について、年間約1兆1000億ドル(約136兆円)の
ペースで圧縮する方針を打ち出しました。
さらに、3月の利上げは0.25%で決定しましたが、
議事録によると5月から7月の毎月0.5%の利上げも示唆。
40年ぶりの高インフレの抑制に向けての対策ですが
やや出遅れた感はありますが、対策内容はちょと
急すぎるのではと感じを受けます。
ウクライナとロシアの戦争が泥沼化している
タイミングで…世界経済への影響はどうなるのか?
何か他の思惑もあるのか…
マーケットはこれをどうみるのか…
単純に高インフレの抑制だけなのか…
米国の利上げペースが上がれば、米経済は一時的には
成長スピードは鈍化、すでにウクライナ情勢により、
世界経済は伸び悩む状況の中、さらに悪化が見込まれます。
ひょっとすると、大きな世界経済ショックも想定される。
それなになぜ…
米国のプロパガンダなのかも。
今回のウクライナ問題、米国内では米国世論の
参戦反対の基調が強く、経済制裁しかできない状況。

米政府としては、ロシアをこのままのさばらせることは
将来の米国にとっても容認できず、さらに中国に一石を
投じるためにも、ウクライナ紛争へ参戦して、ロシア
解体&中国の弱体化を目指すためにも…

国内世論はもちろん、世界の世論を味方につける必要が
あり、そのためには世界恐慌を作り出すことで、
参戦の大義を得るみたいな…(笑)

ちょっと飛躍しすぎた見方ですが…
こんなシナリオさえ描けるFOMCの議事録でした。
マーケットはこの解釈に少し時間が必要かも。
ボラティリティは当分、高まりそうなので、
注意しておきましょう。