株式投資の教科書

プロトレーダーの条件その4の1

自分にできる方法を探す。

その3でランダムウォーク理論を突破できないと、
その手法は継続的に勝つことが難しいと書きました。

そして相場の大半が、ランダムウォーク理論の中に
ある場合、通用する三つの投資手法があることも
お伝えしました。

今日はその中からどれが、あなたにマッチしている
のかを、考えていきたいと思います。

まずは一つ目のトレンド追従方法です。

それは、相場の大半をランダムウオーク理論に当てはまる中、
数少ない合理的でない相場(ランダムウォークしない相場)を
見つけいち早くトレンドに乗る方法。

どういうことかというと、相場全体を考えた場合は、
何か特別なニュースや大惨事が起こり、
大半の投資家が同じ行動をすることを推測できる時、

その行動にいち早く乗る方法です。

また、各銘柄で考えた場合も同じで、その銘柄に
特別なベクトルがかかることが予想された時、
いち早くその動きに乗ることです。

つまり、ランダムウォークしていない状況を見つけ
その動きにいち早く乗っていくということ。

この方法の利点は、見つけてしまえば、
それなりの収益幅が見込めること。

年間に4回~5回も見つければ、50%以上の利益も
見込める場合もあります。

但し、問題点は情報収集のスピードになってきます。

特別なニュースや大惨事の情報などは、
今やネットで世界中に一瞬で伝わります。

少し遅れるだけで、収益チャンスは半減します。

それらの情報を誰よりもいち早く知ろうと思うと、
世界中に同じ思惑のあるネットワークを予め
構築していないと難しいのです。

例えば、米国大統領の側近から、大統領の声明を
発表前に知るみたいな‥

世界中にネットワークを張り巡らしている
大資本の投資家ができる投資法で、
個人投資家では、いち早く知ることは、
至難の業といえるでしょう。

また、銘柄で考えた場合も同じこと、
特別なベクトルがかかる場合とは、
その企業に良くても悪くても大きなニュースが
でることなので、

各企業の情報を収集できる仕組みがないと
いち早く知ることは、同じように難しいのです。

銘柄で個人投資家ができるとするなら、
仕手戦の銘柄をいち早く見つけることぐらいで、
これも情報網をそれなりに持つことと、
見極める経験が必要になります。

それでも、トレンド追従は、
少し遅れで乗ることができれば、
それなりの利益は見込める戦術ですので、

市場を毎日観察して見る目を養しない、
情報を見つけた時の対応策を予め練っておけば
個人投資家でも効果的だと考えています。

トレンド追従は、スピードが鍵を
握ります。

今日はここまで、
つづきは次号で‥

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。