株式投資の教科書

プロトレーダーの条件その4の2

自分にできる方法を探す。(続き)

相場の大半が、ランダムウォーク理論の中に
ある場合、自分にできる方法を探す二つ目は

ミーン・リバージョン、数少ない加熱しすぎを
見つけ、元への回帰を狙う方法です。

こちらもトレンド追従と同じく、いやそれ以上、
判断スピードが大切になります。

ミーン・リバージョンはトレンド追従よりは、
情報を得るネットワークを構築する必要は
それほどいりません。

但し、加熱しすぎは、株価としては絶好調な
状況、その逆張りは、経験と勇気が必要に
なります。

また、下落始めるとトレンド追従より、
下落スピードは極端に早いので、
タイミングが遅れると収益の半減どころか
すでに、底まで落ちてしまいます。

ですので、株価が絶好調な時に、下落傾向に
動き出す前に仕込んでおく必要があります。

ですので、常に上昇余地もあり、その場合の
用意するシナリオは、複数必要で、
経験が必要になってくるのです。

それでも上手くいく場合は、短期的に
大きな収益が期待できる手法でも
あります。

強力な情報網を持てない個人投資家でも
毎日、チャートをしっかり見続ければ
対応できる戦術でもあります。

さて、三つ目は、アービトラージ、
歪を狙う戦術、個別株で考えると、
さや取り投資になります。

トレンド追従やミーン・リバージョンよりは、
判断スピードが遅れても対応できる手法です。

また、さや取りは売りと買いを同時に持つ、
ロングショート戦略なので、相場が逆に
動いた時の対応もあまり必要がありません。

相場がランダムウォークで動きていても
そうでなくても、対応できる手法でも
あります。

トレンド追従やミーン・リバージョン
よりは、収益性は小さくなりますが、
安定性は抜群で、堅実性を求める
個人投資家が取り組むには最適でしょう。

以上で、ランダムウォーク理論を
突破する方法を、2回にわたり、
3つご紹介してきました。

プロトレーダーを目指すなら、
このどれかを選択するのか、または、
複合して行うことが必須だと考えます。

今日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。