株式投資の教科書

シニアの株式投資に必要な、5つの心得(その2)

 

 

 

 

シニアの株式投資に
必要な、5つの心得その2、

「時間軸を長く考えない」をお届けします。

この心得を理解できると、シニア世代が
持ってしまいがちの塩漬け銘柄を回避して、

効率的な投資を行うことができるよう
になります。

また、あなたにとって大切なものに
フォーカスできるようにもなると考えます。

是非、最後までお付き合いください。

【時間軸を長く考えない】

一般的に株式投資は、長期に保有する
ことで、配当や優待とともに、長期的
にみれば株価も値上がりし、

資産価値の収益も得られて、長期投資は
株式投資の王道とも言われています。
(※証券業界が自分たちに都合の良いように
作った造語)

では、あなたのようなシニア世代に
とって、長期投資が本当にいいのか?

有効なのか?には、幾つもの疑問符が
付いてくるのです。

一つは、今の時代、長期な予想は難しいこと。

もう一つは、持っている資金の性質です。

はじめに長期な予想は難しいに
ついて、触れて行こうと思います。

一昔前までは、株価は上がったり下がった
りするけれど、長期的に見れば、経済の
発展とともに、株価は上昇すると言われ
てきましたが、

現実には、今回のコロナショックの出来事
もあり、今後の世界経済は見通せません。

それでも長期的にみれば…株価はこれからも
上がる?のでしょうか?

ここで考えないといけないことは、
世の中の変化のスピードが、
今までより早くなっていることです。

これは良い方に考えれば、進化して経済が
発展する。

しかし不測の事態が今現実に起こっている
ように、将来にも起きる可能性は高いと
見ておくべきでしょう。

つまり、時間が長くなればなるほど、
不確定要素が多くなるというのが
現代です。

次に持っている資金の性質です。
その資金、今現在は余裕資金であるけれど、

将来は必ず必要になる資金なら、シニア世代
にとって長期投資は止めておいた方が無難です。

なぜなら、投資した株式や金融商品の価格が、

一旦暴落したら、元の価格に戻るまでに、
かなりの時間を要するからです。

シニア世代にとっては、
その時間を待つことができないかも!!

シニア世代にとって、
資金の性質は大切な要素になります。

最終的にその資金を何に使いたいのか?

それはいつ頃、訪れそうなのか?

そのことも、検討する必要が出てきます。

このようにシニア世代の長期投資は、
よく考えて行う必要がでてきます。