今日は、シニアの株式投資に必要な、
5つの心得その3、
「余裕資金と思ってリスクを取り過ぎない」
をお届けします。
見ているとシニア世代の方の傾向として、
以外にリスクを取り過ぎてしまう人を多く
見かけます。
既に老後の蓄えもあり、今後の人生設計も
できていて、さらに余裕資金のある方に
多く見られます。
投資にリスクはつきもの!!
リスクを取らないと
リターンは得られない!!
と、本来なら少し躊躇する場面でも、
今までの人生で、いくつかチャンスを逃して
きた体験がそうさせるのか、
シニア世代は意外にリスクを取ってし
まいます。
さて、ここで大きな勘違いがあります。
それは、投資ではリスクが高ければ
リターンも大きいという定義は成り
立たないことです。
ハイリスクだからといって、リターン
は必ずしも大きくはならないのが株式
投資なのです。
ハイリスクなものは、ハイリターンを
得られる可能性はあるけれど、
その確率は意外に小さいことが多いと
考えた方がよいのです。
ですから、ハイリスクを取ることは、
資産を大きく減らす可能性が高まります。
ここで考えないといけないことは、いくら
余裕資金があるといっても、減らした資金
を元に戻せるのに
どのくらいの時間が必要なのかを
考えておくことが大切になります。
例えば
ヘッジファンドのトレーダー達は、
資金の15%以上を飛ばしたら…
1年以内にそれを取り戻すことは
難しくなるといわれ、クビになります。
そう考えると、プロ達でさえ15%の損失が
でると1年間で取り戻すのが難しいなら、
個人投資家も、損失は15%以内に
抑えた方が良いと考えるべきでしょう。
それ以上だと、取り戻すのに
2年も3年もかかるかも…
そして、この15%以内を考えると、
おのずとリスクを大きく取ることは
できなくなります。
逆に15%を分散して
考えるようになります。
つまり1回の投資で…
リスクを2%くらいにするとか!!
このようにして、いつでも
取り戻せる範囲にしておくことが
大切になります。
1年間で取り戻せるリスクにすることを
頭に入れておきましょう。