株式投資の教科書

期待値を持つと株式投資が変わる(その6)

 

 

 

 

期待値シリーズ最終回です。

期待値を作り出す模擬トレードですが、
30トレードを1ロッドと考えます。

そして、出た結果を検証して、修正をして、
もう30トレード行います。

60トレードで出た結果が、あなたの最初の
期待値になります。

なぜ30トレードを1ロッドに設定するのか?

相場は変動するものです。

今回紹介した模擬トレードの方法では、
30トレードは約1ヵ月分に相当します。

これを90トレードだと3ヵ月分になり、
相場の変動サイクルの早い現代では
長すぎるからです。

30トレードとしたのは、相場の変化に
いち早く対応するためです。

また、期待値は常に変化していきます。
相場の変動(価格、出来高、社会情勢)に
より、初めに出した期待が続くとは限り
ません。

それでも、一度、期待値を出しておくと、
検証を重ねることで、あなたのトレードの
修正点が簡単に判り、調整していくと
精度も増していきます。

そして、期待値はあなたのトレードの
根拠になるのです。

根拠になる期待値を出すトレードは、
くどいようですが模擬トレードで行うこと。

実弾を入れて実戦でおこなうと…
決めたルール通りできないことが多くなり、
結果的にその期待値は偽物になり易いのです。

表題にある、
期待値があなたの投資人生を変えると
ありますが、決して大げさではないのです。

実は期待値を持つことでマインドも
強化されていきます。

株式投資で勝ち続けている人達が、
口を揃えていっていることがあります。

「株式投資で勝ち続けるポイントは、
マインド(心理)が70%~80%を占める」

「どれだけ優秀な投資手法を持っていたと
しても、投資マインドが強くないと
勝ち続けることはできない、

逆に、平均的な投資手法でも、投資マインド
が堅固なものであれば、 勝ち続けることは
できる」

このように語っているのです。

では!!投資マインドを 支えているものは
何なのか?

それは!!根拠の構築です。

それも自分自身で作り出したもの
でなければなりません。

他人の根拠はあなたの根拠の構築には
役立たないのです。

そして根拠の構築とは何かとなると
あなたが行ってきたトレード結果と
そこから導き出せる期待値に他ならない
のです。

つまり期待値を出すことが
根拠の構築になり、マインドが強くなる
根源になります。

是非、期待値を導き出す一歩を踏み出して
みませんか?

勝ち続ける道が開けるかも。