Akamai Financial Academy
校長の池田です。
勝つ確立から言えば、定石に勝る手はない
野村克也名監督の金言の一つ。
野村監督の金言は野球でもビジネスでも、
人生でも役立つ言葉として、多くの書籍に
もなっています。
その一つの言葉が
「勝つ確立から言えば、定石に勝る手はない」
さて、この定石を株式投資に当てはめるとしたら
なんになるだろう‥と考えたとき
すぐには…思いつかなかった…と言うより、
一般的に言われている、安値で買って
高値で売るみないな格言は、至極当たり前の
ことだが、投資をする際に向き合う姿勢みたいな
もので、曖昧過ぎて定石とは到底思えない。
そこで定石をネットで検索すると、囲碁や将棋で
昔から研究されてきて最善とされる、きまった
指し方で、物事をするときの、最上とされる方法・
手順と出てくる。
ではあらためて株式投資の定石とはなんになるのか…
物事をするときの、最上とされる方法・手順を
考えてみた。
まずは、そもそも定石に頼りたくなる時は
どんな時なのか…
それは例えば明日の相場状況の予想が立て
にくい場合や、市場に何か起こるかも…
という不確定要素が多い時が想定される。
その状況下で株式投資（トレード）をする場合に
選択できるものは二つ、一つはトレードを
止めること。
もう一つは、相場変動に強い売りと買いを
同時に持つロング・ショート戦略だ。
リスクを避ける観点では、トレードを止めることも
最善手の一つになるが、チャンスを追求するという
観点からはロング・ショート戦略が、相場変動に
対応できるし、どうな相場状況でも勝つことを義務づけ
られている多くのヘッジファンドも採用していること
でも、定石として定義しても良いだろう。
さて、話を元に戻そう。
「勝つ確立から言えば、定石に勝る手はない」
野村監督の金言から考えた時に、
あなたの株式投資に、定石はあるのか？
不確定要素が多すぎる現在の市場で
ひょっとし定石もなしで、株式市場に挑んでいるのか？
一度考えてみてほしいと、野村監督の金言を
読んで思ったことでした。