株式投資の教科書

「欲七分」の生き方 投資編その1

欲はあなたを縛る

水を目いっぱい入れたコップを持たされて、
あなたは普通にあるけますか?

 

 

 

 

 

 

 

こぼしてはいけないと思い、慎重になり、
逆に余計にギクシャクした動きになりやすく、
とても自由にあるけないですよね。

コップに七分目、六分目あたりの分量の水なら、
気軽に普通にあるけたはずですが…
目一杯だと、あなたは自由に動けなくなります

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな風に、人生には「もうちょっと」と
欲張ってしまったばかりに、自由で無くなったり、
身動きが取れなくなって、失敗してしまうことが
度々起きます。

 

 

 

 

 

 

 

このことを老子は、2500年前に
「あと少し欲張ると、人は不自由になる。
七分くらいで満足するのがいい」と提言しています。

投資の世界でも、「欲七分」は人生の教訓と
同様に、いえ、それ以上に、安定投資を考えるなら
初めの一歩なんです。

例えば、株や為替(FX)に投資をしていて、
値上がりが続いていると、「まだ上がる」と
欲をだすと下がりだし、

でも、その段階で手仕舞いをしていれば
それなりに収益はあったはずなのに、
先日の高値まではもう一度上がると自分都合で
考えて待つと、さらに値を下げ、収益は飛んで
しまった…

 

 

 

 

 

 

 

 

また、値が下がりだしチャンス、底値だと思って
買った株が、さらに下落、早めに手仕舞いすれば
良かったけれど、損失を出すのが嫌で、少しすれば
戻るだろうと待ったことで、損失拡大…

投資で失敗する代表的なことですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしても欲が心の中を一杯にしてしまいます。
特に例では、一旦上昇した時の収益(欲)を
逃したことへの欲が、行動を縛ってしまいました。

もう一方の例では、損失をまったく出したくないと
いう欲に行動を縛られてしまった結果。

株式投資の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」
格言がありますが、正に欲七分を表していますね。

そして、老子は欲張ることの弊害を二つ教訓として
伝えています。

欲張りすぎてそれそのものを壊してしまう。
欲張りすぎて自分の自由を失くしてしまう。

 

■価格変動リスク、欲七分での投資プラン

さて、前項で欲についての代表例を出しましたが、
安定投資を継続させることを目的にすると、
投資を行うはじめのプランの段階から、
欲七分を採用しないと上手くいきません。

そこでまず、安定投資するためにどうするのか?と
考えると、リスクを失くすのか、リスクを小さく
するというのが道理ですよね。

でも、株や為替の投資で必ずとる必要がある
リスクは、価格変動リスクで、このリスクを
取らないと収益には繋がりません。

安定投資にはリスクは極力減らしたいけど、
価格変動リスクは取らないと始まらないのが
株や為替の投資なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから元々、矛盾の二つを擦り合わせする
作業が安定投資には必要で、この価格変動リスクと
もっとしっかり向き合うことが大切なんです。

では、価格変動リスクについて、少し掘り下げて
見ましょう。

価格変動とは文字通り、価格の変動ですから
そのリスクというと、株価が上がると思い買っても、
思惑と違い値が下がって損失をだすことで、
株価が下がると思い、信用売りを仕掛けても
思惑と違い株価は上昇して、損失を出すこと。

これが価格変動リスクといわれるリスクなんですが…

紐解いてみれば、価格変動リスクとは、
予測外れリスク、もしくは予測不能リスク
言い換えられ、価格変動で収益を得るための
最初で最大なリスクで、この壁を突破できれば
安定投資に繋がります。

ここからは価格変動リスクのことを
予測不能リスクに置き換えて解説していきます。

■予想不能リスクへ対処ができれば、段取り8分は終了。

上がると思って買ったら、株価は下がった…
下がると思って信用売りしたら、株価が上がった…

当然、思い付きで買ったり売ったりしている訳でなく、
そのれなりに調べて研究して行ったのに…

結果は予測通りにいかない…

 

 

 

 

 

 

 

 

何か分析方法や取り組んでる手法が
間違っているのか…と

悩んでいる個人投資家の多いこと。

そうあなたの投資は…

バッサリ斬らせていただきますが!!
間違っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では何が間違っているかというと…
予測することに重点を置きすぎなこと。

予測に頼る投資をしていることが負ける
原因なのです。

なぜかというと…
未来は予測不能…当然、明日の株価も
予測不能という原理原則、宇宙の法則を
無視しているから。

解決策は一つ、
明日上げりそうだと思った株を買うと同時に、
明日下がりそうだと思った株を信用売りして
おくこと。

確率論からいって、2つとも外れる確率は
25%で、この場合は損失もそれなりに大きくなる。

一方片方が当たり片方が外れる確率は
50%で収益はトントンもしくは少しプラス
だったり、マイナスだったり…

残りの25%は両方が当たりの場合、収益は
期待できますよね。

ここで、まず答えを伝えておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

予想不能リスクへの対応は
売りと買いを同時に複数持つこと。

できれば売り銘柄、6つ~8つ
できれば買い銘柄、6つ~8つ

これで安定投資の準備、段取り8分は終了。

あとは…練習を重ねて習得すれば、
人生の宝になりますよ。

■売りと買いを同時に持つ、欲を捨てる勇気

上昇トレンドの時にわざわざ売りを入れるのは
効率的ではない…

12から16に分散せずにもう少し絞ったほうが、
収益は大きくなる。

銘柄を増やすと手数料も増え非効率…

これらの言葉、意見としては傾聴しますが、

だから!!ダメなんだよ!!と
怒鳴ってしまいそう…

この意見の前提にあるのは…
予測が当たるだろうという都合の良い
思惑が見え、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらにその裏にはもっともっと収益を
得たいという欲が存在します。

この欲がさらに大きくなると、予測不能リスクを
さらに大きくとることになり、大きな損失、
破滅的な結果を招くことにもなりかねません。

売りと買いを同時に複数持つことは、
全部勝つことは最初からあきらめています。
目一杯の欲を捨てる勇気が必要なんです。

ここでも欲7分が働いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

その代わり、どんな相場でも安心して
いられるという心の余裕は得られます

収益が低そうに見えるこの方法でも
収益を狙える算段をすることは
幾つもまだまだ考えられます。

現に、年に資金が2倍、5倍、10倍とは
いきませんが、年利で30%から50%は、
それほど難しくなく継続して成績を
出してきています。

欲七分の投資で、充分ではありませんか!!

最後に、老子はこんなことも云っています。

「何をやるにしても、エネルギーを
使い果たしてはいけない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

多分、老子が言いたいことは
七分目が継続に繋がる、次の一歩に繋がる。

人生も株式投資も欲七分♪
「したたかに」生きるコツかもね。

 

 

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